車検費用と点検費用を節約

家計管理

自動車維持費7つの節約法 その②

結構な出費になる自動車車検と定期点検の節約方法を紹介!

車検は、車の維持費として自動車保険と並んで大きな金額を占める

ディーラーからのハガキや案内に従って点検や車検に出している人も多い

ちょっと立ち止まって安くなる方法を見てみよう!

そもそも車検って何なの?必要なの?無視したらどうなんの?

車検とは

車検とは「自動車検査登録制度」の略称で自動車所有者に

決められた期間に受ける必要がある法律で義務付けられた制度。

車検が切れた車で公道を走ることは法律違反となる

無視して違反者となったら相当やばい罰則↓↓

車検と同時に自賠責保険と重量税の支払いがあるため、

自賠責保険が切れた車の公道運転は以下のダブル罰則になる!

「道路運送車両違反」違反点数6点+30万円以下の罰金

「自動車損害賠償保障法違反」違反点数6点+50万円以下の罰金

に該当して90日間免許停止処分の重~い罰則が科せられる

車検を受けるタイミング
  • 新車の場合は購入から3年目
  • それ以降は2年ごと

2回目以降の車検は、車検証に記載の有効期間を延長することから

「継続検査(継続車検)」とも呼ぶことがある

満了日(有効期限)の1ヵ月前から当日までに受ける必要がある

車検の満了日(有効期限)はどこで確認する?
  • フロントガラスに貼っている車検ステッカー(シール)で確認
  • 車検証の「有効期間の満了する日」の記載日を確認
  • ディーラーなどからの案内ハガキ ←※これはあてにしない!

車検にかかる費用

車検にかかる費用は3種類ある

  1. 法定費用   ・・・自賠責保険、重量税、印紙・証紙代 
  2. 車検基本料金 ・・・代行料・点検費用
  3. 整備費    ・・・部品代、交換工賃

1は固定費で変わらないが、2と3は車検を行う場所によって変わる

■法定費用・・・固定なので節約する事はできない
車種      軽自動車   小型(重量~1t) 中型(重量1~1.5t)大型(1.5t~2t)
重量税6,600円16,400円24,600円32,800円
自賠責保険19,730円20,010円20,010円20,010円
印紙・証紙代1,400円1,700円1,700円1,800円
法定費用合計27,730円38,110円46,310円54,610円
※重量税は、エコカー除く・3年経過の車両は除く ※印紙代は認証工場価格

2021年4月時点の金額

■車検基本料・・・車検を行う場所によって金額が変わる

これは車検を受けるために必要な点検整備にかかる費用である

車検を行う場所によってこの価格が変わるのでここが節約ポイントになる

いわゆる「24ヶ月点検」という法定点検の費用である

法定点検は車検とは別だが、同時のタイミングで行うものだと思えばいい

法定点検とは?

車を所有する人はその車を一定期間(12ヶ月、24ヶ月)ごとに

検査する義務として法律で規定されていてそれを「法定点検」という

  • 故障等が起きないよう点検と整備をし安全性を維持するためのもの
  • 法定点検をしなかった場合の罰則は無い
  • 乗用車は12ヶ月点検と24ヶ月点検がある

法律で規定されているが罰則が無いというのが特徴

だけど、安全性に関わることなので実施しようね!

■整備費・・・車両の部品の劣化や摩耗によって変動する

部品が劣化していてそのままでは車検が通らないとか、

安全性に問題があり部品交換が発生した場合も基本的に

車検を行う場所(業者)に交換を依頼することになる

そもそもの工賃や部品の有無によって金額が違ってくる

結論、金額が変わる車検を行う場所(車検の種類)を見るのがポイントだ

車検を行う場所による費用の目安

車検をどこで行うかで2万円~10万円ほど差が出てくる

法定費用を除く車検基本料の差はざっとこのような目安になる

車検の種類金額
ディーラー車検  35,000円~100,000円  
カー用品店車検  20,000円~70,000円  
車検専門フランチャイズ車検  15,000円~70,000円
自動車整備工場  25,000円~80,000円
ガソリンスタンド車検  15,000円~40,000円
ユーザー車検  0円~
法定費用は除いた車検基本料の目安価格

この基本料に加えて、部品劣化がある場合は部品代と交換費用がかかる

各車検のメリットデメリット】

ディーラー車検

乗っている自動車のメーカーのディーラーで受ける車検

  • メリット:その車に精通しており技術も安全性が高い
  • デメリット:高い。車検基本料も部品交換の場合の工賃も高い
  • こんな人にお勧め:安全性を重視する!整備やメンテに手間や心配をかけたくない。
カー用品店車検

オートバックス等のカー用品店に持ち込んで行う車検

  • メリット:汎用部品があるので部品交換は安く済む。交換が直ぐできる
  • デメリット:車載コンピュータに対応できない場合がある。外車は断れれる
  • こんな人にお勧め:普段からメンテナンスをさぼっている。今回そこそこ交換や整備が必要だと思っている
車検専門フランチャイズ車検

国道沿いで見かける車検専門の店で行う車検

  • メリット:車検を通す事に特化している。早くて安い
  • デメリット:車検検査項目以外の点検整備はしない
  • こんな人にお勧め:車検を安く手間をかけずにスピーディに済ませたい。整備やメンテナンスは普段からできている
自動車整備工場

普段から修理を行っているので多種多様な車に精通している

  • メリット:技術力があり基本点検や部品交換の必要性など相談しやすい
  • デメリット:技術力に差がある。最新の車種や車載コンピュータに疎い場合がある
  • こんな人にお勧め:ディーラーほど厳重にしなくていいけど、整備やメンテナンスをしっかりやりたい
ガソリンスタンド車検

店舗内で点検を行った後は車検の代行を行うイメージ

  • メリット:安い。ガソリン割引やサービスを付けてくれる
  • デメリット:部品交換対応できない場合がある。時間がかかりやすい
  • こんな人にお勧め:安く済ませたい。整備やメンテナンスは普段からできている。車検専門とほぼ変わらないがガソリン代割引など特典が受けれる
ユーザー車検

自分で運輸支局に車を持っていき車検を通すやり方

  • メリット:安い。車検基本料がかからないので2万円~10万円節約になる
  • デメリット:平日である。時間と手間がかかる。整備が不十分だと再検査になる
  • こんな人にお勧め:とにかく安くしたい!平日に持っていく時間はある。日常の整備で心配はないか別途点検や整備はきっちりやる

ということで

安全面の高さでNo.1は、ディーラー車検!費用の高さもN0.1

費用面の安さでNo.1は、ユーザー車検!安全面の低さもNo.1

カー用品店、車検専門店、整備工場、ガソリンスタンドはその間に位置する

自分の車の状態やメンテナンス状況によって検討しよう

部品交換ぼったくりに注意!

ディーラー車検が高いというのは、ぼったくってるのではなく、

検査したのに事故になると自社に影響や責任が出てくるので

部品も未だ使える状態でも安全面から手厚く交換をする傾向にある

安全面で見たときにディーラー車検は断トツの安心感と仕上がりです!!

ぼったくり? その交換ほんまかいな・・・

過ぎたる善意なのか悪意なのか会社のノルマなのか・・・

残念ながら、交換不要な部品の交換を薦めてくる業者はいる!

解らないからぼったくりに遭っている人、交換不要な部品を交換している人は多い。。

整備士の見解の違いも安全基準も差があるのでぼったくりなのか正しい判断はできない。

ただ、明らかに変えなくていい部品交換やメンテナンスを薦められるケースはある

知識を付けるか知識を持った人に頼ることで大切なお金を守ろう!

車検の業者選びは友人に聞いたり、口コミを確認するなど

事前リサーチをすることをお勧めする

命に関わる箇所は即交換

点検で消耗品の交換や部品交換を言われた場合は従おう

なにより命や安全に関わることなのできっちりやろう!

ブレーキパッドやタイヤ、ブーツ劣化、冷却水など、

不足や交換が必要な劣化がある場合は、即交換した方がいい

なんでって、車検も落ちるし何より危険である!!

お金を節約するなら点検とメンテナンスは定期的に自分で行おう

交換費節約についてはメンテナンス費用の節約で紹介している

↓↓↓

リンク記事※準備中

ユーザー車検のやり方

自分で運輸支局に平日に車を持っていくユーザー車検

半日で終わるし思っているより簡単である

これで15,000円~30,000円が節約になると思うと軽い

当日どのような流れか説明しておこう

ユーザー車検 当日の準備物

必要なものを忘れると2度手間になる準備物は忘れない

  • 車検証
  • 自賠責保険証
  • 自動車税納税証明書
  • 認印
  • 自動車検査票※当日窓口で手配
  • 自動車重量税納付書※当日窓口で支払いし手配
  • 継続検査申請書※当日窓口で手配
ユーザー車検をネットで予約する

事前予約が必要になるので国土交通省のHPで予約する

https://www.yoyaku.naltec.go.jp/pc/reservationTop.do

初めての場合は新規登録してログイン

予備検査場(テスター屋)で検査を受ける

運輸支局の近くに必ずといっていいほどテスター屋がある

テスター屋(予備検査場)で検査を受ける事によって

車検を通過する確率が格段に上がる

特にライトの光軸は自分では調整することは困難なので

テスター屋で直前に見てもらう方がいい

費用は1000円~5000円

書類記入と受付

自動車検査票、自動車重量税納付書、継続検査申請書

の3点を記入して窓口に提出する

他に来ている人は手慣れた業者さんがほとんどなので、

知ってる前提で話してくる窓口担当が多い。

「ユーザー車検初めてです」というと親切に教えてくれる

検査ラインに車に乗って並ぶ

点検をするために車に乗って検査をするレーンに並ぶ

運輸支局によっては「初めての人対象」のようなレーンもある

言われることに従って点検項目を実施していく

合格印が押された自動車検査票を受付に提出

窓口で新しい車検証と検査標章のシールを貰う

まとめ

  • 車検にかかる費用には法定費用と車検基本料&整備費
  • 法定費用は固定で節約できない
  • 車検基本料&整備費が節約ポイント
  • 車検を行う業者によって価格が変わる
  • 一番高いのはディーラー車検だが、安全性も一番
  • 一番安いのはユーザー車検だが、整備に注意
  • ユーザー車検で15,000円~節約が可能

私てんとうは、ユーザー車検とガソリンスタンドを使う

ユーザー車検と馴染みのガソリンスタンド車検を交互でやっている

交互にやる理由は、ユーザー車検時は整備点検は手薄になるから

馴染みのガソリンスタンドがある程度信用できるからである

普段から点検は自分でも行うし、オイル交換やメンテナンスの機会には

別の箇所もよく見てらうようにしている

最後に、日本の車検の制度はかなり費用が高いと思うが、

それで事故をする確率も事故を受ける確率も下げていると思う

国民の責任と義務として、安全性の確保には十分注意した方がよい

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